彼がいない時は、本当の地面はまだ下にあるような、心もとないような感じがした。会いたい、会えさえすれば満たされる、愛しい、切ない、て。あなたがここにいたら的な意味で存在をずっと感じてた。

夫とは、ずっと会えないと寂しいけど、しばらくいなくても全然元気。彼の時とはまた全然違った意味で、ひとりでもひとりじゃなくなるというか。

自分が不安定な時はぎゅーってひっついて、でもたまに1人の時間が欲しくて離れて、ひとりでも平気だけど一緒にいたい。調子っぱずれの鼻歌とか聞けなくなるのめちゃ寂しいと思う。可愛い。楽しい。て感じ。


よくわかんないよね。好きの形が違うんだよね。どの気持ちが一番強いとか、正しいとか、大きいとか、よくわかんないよね。相手を想って流した涙が気持ちの深さなら、間違いなく生涯彼より愛した人はいないってなるし。

でも、彼への感情は、掛け合いじゃなくて垂れ流しだったし、宗教的な崇拝も入ってたろうな。彼のことこんなに長く関わっていても、なんにも知らないもん。


しょーーーーもないこというけど、

一生これだけはという胸に宿った灯りみたいなものだったんだよね。大事に大事にしてたんだよね。

気付いたらあれ?こんな灯りだったっけ、、?て。変わらないものはやっぱりどこにもないんだなぁ。お互い変わりあいながら好き好き一緒にいよっていられる人とじゃないとなんだなぁ。