何をしたくて生きているのか年々、日々、刻々、わからなくなってくる。誰かを好きになってしまった時と、仕事で本当にどうしようもなく辛くなってしまった時と、祖父が亡くなってしまった時と。私の感情が振り切るのはそんな時ばかり。どうしようもない。

顔の劣化に抗おうとお金や時間をかけても、最近調子いいかもと思った矢先に26年で生まれて初めて顔に湿疹できた。どうやら花粉症のせい。接触アレルギー?痒くて荒れ放題でマスクを外せない。薬で治めてはまた赤く痒くなるを繰り返し続けて早2ヶ月。相変わらず化粧をして辛うじて綱渡りで生きている。

起きて身支度をして皿洗いと洗濯をしてから出社して、19時前には帰宅してご飯を作りひろと食べ片付けてテレビの前で気づいたら寝落ちして、慌てて風呂したり朝シャンにしてしまったりを繰り返してる。毎日。もうずっと。

どんだけ安月給でも、辛いこと多くても、続けているとそれなりに居場所は出来るから。仲良くなったお客さんやら、やり甲斐みたいなものをたまに感じてしまう。プライベートが変哲なくなるのと比例して、私の代わりなんていくらでもいるってわかっていても、仕事の中に日常の中にやり甲斐がある気がするって勘違いしてしまう。泣きそう。

なんでこんなかわいいひろが私と結婚してるの?意味わかんない。ひろ何してんの?大切な一度きりの人生、何してんの?あなたに甘えられて、甘やかしてあげることで、私は生かされてる。もしひろがいなかったらきっと、何のために生きてるのっていう絶望に ちょっとトイレぐらいの頻度で落ちかけてた。私だけにむけられるひろの甘えが、日常の些細なところに散りばめられているおかげで、辛うじて引きとめられてきた。

1人ならどんなに楽かっていろんな意味で感じる。単に家事が楽とかってことだけでなく、自分の醜さが自分だけで完結しないこと、申し訳なさを感じてしまうこと、そういう諸々のどうしようもない感情が時折怖いほど暴力的に荒れ狂う。他の人に気持ち持ってかれたりもするしもう何1つ責任負えないよ知らないよって開き直ったり。

でも、けど、だのに、ひろは私が居なくなったらこんな私でも絶対悲しむんだ。つらがるんだ。ひろの悲しい顔なんて全然みたくない。なんで悲しむのバカだねっていいながら、どこにも行くわけないじゃんって、そう言いながら心底救われるんだ

やっぱり、しぬときまで生きていなくちゃだよね