街歩いててもどこへ行ってもハッとするほど可愛くて綺麗でお洒落なひとばっかり。こんな、それこそ星の数ほどいる女性のなかから選んでもらうなんて、なんて無茶なことだと思う。ひろが選んでくれたように、なぜかそばにいて安心できる相手っていうのは、可愛さ綺麗さとは別にして居るものかもしれない。他人と比べたって仕方がない。わかっちゃいても、むなしい気持ちになる。晴れてないな、まっすぐじゃないな、屈折してるな自分、て感じる。

きっとみやざきさんへの気持ちを消化して、薄れさせることができても、またそのうち他の誰かに惹かれるだろう。私のことだから。えっ好き…てなったら、また抑えられなくて伝えるかもしれない。その点に関しては自分をてんで信用できん。けど、それもまたそのうち薄れさせることができるはず。まえだがそうだったんだから。世の中には永遠の強い想いも誰かの胸にはあるんだろう。ただ、私の恋愛としての好きは、決して永遠じゃない。どれだけ強く辛く痛くとも。それをわかってるから、なんとかなると思う。

ずるいけど私は、ひろと結婚してて既婚者だからっていう安全なフィルターがあるからこそみやざきさんに好きって言っちゃったのかもと思う。まえだのときだって、どんなに好きって伝えてもありがとうしか返ってこないってわかってたからこそ何度でも好きって溢れて、伝えてたんだと思う。叶わないからこそだ。

ひろはそういうんじゃない。切なくならない辛くない。ひろた好きーーーって抱きつける。好きと隣合わせの私なんかっていう感情を感じずにいられる。大切にすべきはこっち。この先生きていく上で必要でい続けるのはこっち。明らかに。

みやざきさんに惹かれて、めっちゃ荒れたけど、生きてるって感じしたし。もし私が独り身でみやざきさんが気まぐれでちょっと相手してやるかってなったとしたって、もう全然、大好きになってもらえる自信がない。女としてみてもらえる気がしない。今までの距離感だったから、楽しくて心地よかったんだ。やっぱり言わなきゃよかったな。本当にもう二度と会ってくれないかもしれないな。

まぁ、いっか。

すごく魅力的だった。だめなとこも正直たくさん知ってる。伊達に仕事3年間一緒してない。社内の女性陣を敵にまわしてたから女性陣からいろいろ聞いてきた。それってどうなの?マジか、わかりあえんwwwて何度もなった。そういうとこも含めてああ魅力的だなって、面白いひとだなぁって、もっと知りたいなって、じわじわ思ってた。尊敬するところもたくさんあった。頼もしかったしたくさん救われたし助けていただいた。笑い方が好きだった。そこだよね。声がね、そもそも好きだった。私まえだのときもこんなようなこと言ってたわ。好きに落ちるポイントなのかな。