結局電子ピアノもベースも買わず簿記の勉強もせずこのまましんどいよ、しんどいよってただ苦しみながら今の仕事を続けていく自分が眼に浮かぶ。真向勝負にはならない気持ちをずるい気持ちをどうにも出来ず消しも出来ずあっためて、あっためて、ただおセンチになり続けていく自分が眼に浮かぶ。

泣いて喚いて愛がなんだどうだって不貞腐れて、手に入らないものこそ本当に欲しいものだってバカだから錯覚してはやっぱ違ったかって元の席に戻る。戻れる席があるの当たり前だと思ってんじゃない?胡座かいてんじゃない?

髪切ったところで会いたいかきむしりたい程の気持ちが切り落とせるわけじゃないのに断ち切れた気になってんじゃない?バカなんじゃない?あっちもこっちもどっちもなんにもわかってない、どこに酸素があるのかてんでわからない、どこで息をしたらいいのかてんでわからない、そういうのみんなどこで学んでんの?